「たとえこの身を捨ててでも、あなたと一緒になりたいんだ! 」
「いいえ、それはダメ。今のあなたを求める人が大勢いるわ。。。私にもね。 」
「そんな、、、じゃあ、これからも自分を偽って、あいつに抱かれて、生きていくって、そういうのか? 」
「ええ、私にはそれがお似合いだから。」
おまんじゅうの思いは、いちごには届いていました。でも、いちごは夢ではなく現実を生きることを選んだのでした。
「いちごさんは、ぼくが守り続けますから!」
大福がいちごを包み込みます。いや、今日は逆さにして上半身だけ、その求肥と餡で抱いたのでした。
「いちごさーーーーん!」
おまんじゅうのいちごを呼ぶ声が響き渡ります。
彼の前で、露わな姿にされたいちご。いちごは餡の中で何を思ったのでしょう。大福の中はいちごの涙で溢れたことでしょう。
こうやってできたのが、フルーツ大福です。
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