標題の件、今制作を進めている絵本の“黒猫“キャラクターの変遷をまとめてみました。
ストーリー担当からはじめに聞いた黒猫の印象は、ミステリアスで存在感があって、堂々と我が道を行く。版画家スタンランのポスターに描かれる「ル・シャ・ノワール」を思い出しました。
気軽に見ていってくださいねー!
キャラクターざっくりプロフィール
ストーリー担当からもらった黒猫の情報は以下のとおり。
真っ黒。目がとっても大きい。表情が乏しくミステリアス。
とにかく目力。
インクストアの猫。秘密がある。
かつておじい👴とおばあ👵と暮らしていたが、今はその娘と暮らしている。他の兄弟からも大事にされている。
デザインの変遷
1: サンリオのような可愛さを目指してみた
2: 体の輪郭線を削除。目力を表現するために目に着色してみた。
3: 化け猫感をプラス・・・したつもり
4 :「描きすぎて個性が爆発した」への憧れが滲むカット
5: 漁師娘とツーショット。歩く、座る。描き慣れてきたかも!
体の輪郭線が復活。他の登場人物にも照らして、負けないようにするため。
主人公のデザインを考える
物語の主人公である黒猫。愛嬌があって読者が好ましいと思うビジュアル。一方でそれなりの過去をもつ奥行きのある内面、それを映し出す外見。可愛らしさの中にスパイスの効いた毒のようなものもある。そんなデザインの方針で考えてきました。
これは大事ですぞ。
この方針のもとに、黒猫の瞳の色をどピンクにした理由はいくつか挙げられます。
・目立つ色。舞台や背景で使わない色だから埋もれない
・蛍光ピンクで、体の黒に映える色
・ミステリアスな雰囲気を出す要素として。寒色系ではなく攻めた色。
こんなところかな?白目もめいっぱい大きくして、人間を見つめる所作を生き生きと描けたらと思います。
あと描いていて楽しい!白目のどこにピンクの瞳を入れるか、体と目ん玉のバランスをどう取るかなど。
その子がどのように思って・動いて・考えてといった行動をするかも総合的なデザインに影響してくるでしょうねー。
今回の黒猫は基本的に喋らないのですが、ポーズや表情の見せ方(使う画材、はたまたカメラアングルなどなど)も駆使して雄弁にすることもできるかもしれない。
他に登場するキャラクター、そして世界観にマッチするビジュアルをこれからも意識して描いていくと思います。
ということで、今後も、別のキャラクターや物語の舞台などご紹介できたらなぁと思います!
コメント